2015-05-11 第189回国会 参議院 決算委員会 第7号
そういう中で、統一的なライフサイクルコストの算定手法は今のところまだできていないわけでございますけれども、平成二十六年五月に策定されましたインフラ長寿命化計画を踏まえまして引き続き定期点検をし、その結果をきちっと蓄積いたしまして、塩害であるとかアルカリ骨材反応であるとか、それぞれの損傷の状況も踏まえた適切な劣化傾向を分析して、専門家の御意見もいただきながら、早期のライフサイクルコストの算定手法につきまして
そういう中で、統一的なライフサイクルコストの算定手法は今のところまだできていないわけでございますけれども、平成二十六年五月に策定されましたインフラ長寿命化計画を踏まえまして引き続き定期点検をし、その結果をきちっと蓄積いたしまして、塩害であるとかアルカリ骨材反応であるとか、それぞれの損傷の状況も踏まえた適切な劣化傾向を分析して、専門家の御意見もいただきながら、早期のライフサイクルコストの算定手法につきまして
それから、その強度というのは、構造計算で出てくるものと、もう一つはアルカリ骨材反応によって、膨大なコンクリートを使っておりますから、アル骨反応によってどれぐらい健全性が保たれるのか。 これは実は、私は二〇〇四年の十月十四日に出しました。福島第一原発、第二原発についてもこれを挙げたんです。
その後、そのアルカリ骨材反応試験成績表の改ざん絡みの調査でございますけれども、福島第一、第二原子力発電所、それから浜岡原子力発電所に関しまして、コンクリートの健全性の調査を指示いたしました。
当初、コンクリートの建物は六十年で耐用年数が定められた理由というのを普通に考えれば、コンクリートは半永久的だ、木造の木は腐って朽ちていく、だから木は短いということになるかと思うんですが、コンクリートは、いわゆるアルカリ骨材反応を含め中性劣化していく中で、これの寿命というものが、中性化の速度を計算していくと、さまざまな研究の結果、六十年というものが定められたというふうに理解をしております。
そこで、柏崎原発でも、アルカリ骨材反応の問題とか、それから加水生コンの問題とか、鉄筋そのものが腐食、膨張している問題とか、きちんとしたことをやはり調査して、そして、その点で大丈夫なのかということを、コンクリートの壁にひびが入っていて漏れたりしているわけですから、強い地震動に遭ったときに大丈夫なのかということを、コンクリートの内部の傷み、損傷についてはきちんとした調査、評価というものが必要だと思うんですが
そこで、最初に保安院長に伺いますが、二〇〇四年の答弁書の中では、コンクリート試験体を採取し、長期的にアル骨、アルカリ骨材反応が起こる可能性を確認するための促進膨張試験及びコンクリート強度確認の圧縮強度試験を指示したというわけですが、私の取り上げた原発はもとより、すべての原発についてコンクリート試験体をきちんと採取してこうした試験を行わせておられるのかどうか、これをまず伺います。
○広瀬政府参考人 先生御質問の浜岡の発電所のアルカリ骨材反応のとき、また福島第一、第二発電所でも同様の問題が起こりまして、今先生御指摘の試験を行っております。この試験のデータ、結果については、私ども確認をしておりますので、取りまとめて御提出をさせていただきたいと思います。
まず、そのようなアルカリ骨材反応が起きる可能性に対することと、耐震安全性の問題でございますが、これにつきましては、基本的に、先生がおっしゃるように、そういう反応が深刻に進展してまいりますと、耐震安全性の観点からも、これをよく吟味しなきゃいけないということだと思います。
ですから、建設当時のコンクリートの配合表を調べて、アルカリ骨材反応が起きるか否かの専門的評価がやはりこの場合は必要になると思うんです。 まず、とりあえず保安院の方が行かれるというのも大事なんですけれども、やはりそういう専門的評価を現地へ行って、外から見てすぐわかるような話じゃありませんから、安全委員会としても原発の健全性を確認する、その指示をしておられるのかどうか。
ただ、本件につきましては、今御指摘ございましたとおり、中部電力浜岡原子力発電所四号機の建設時にコンクリート骨材を納入しておりました会社の元従業員が、砂利の品質を保証するアルカリ骨材反応性試験の成績書を偽造したと保安院に対して内部告発をしたとの報道がございました。
しかしながら、現実には、例えば、首都高速の高架橋の鋼製橋脚隅角部に疲労亀裂が生じたというようなこともこれまでもございましたし、また、昭和五十七年に阪神高速でアルカリ骨材反応、こういったものが発生して、その結果、緊急点検を行って、全六千三百橋のうちの八十九橋ほど補修が必要、こういうふうなことで、鋼板の巻き立ての処置等を七基において行った、こんなこともこれまでもやってきておるところでございます。
四番目、地震等による大災害や最近発生しているアルカリ骨材反応、三月四日のNHKの夜の七時半からの「クローズアップ現代」でもやっておりましたが、これらアルカリ骨材反応による予測しなかった大被害にどんなふうにして対応していくかということについても十分御検討いただきたいし、これも質問したかったんですが、もう時間がありませんので、これは質問はそういうふうに、災害に対して対応できるような組織をお願いしたいということにしたいと
朝倉先生の研究で「山岳トンネルの変状発生機構とその対策」、「トンネルと地下」の一九九九年六月号を拝見させていただきますと、コンクリートが大丈夫かどうかということについての御研究だと思いますけれども、いろいろ、経年の問題、それから漏水の問題、有害水の問題、それから凍害の問題、さらには塩害の問題、そして煙害、アルカリ骨材反応の問題、それから材料不良の問題、さらには、その延長線だと思いますけれども、モルタル
今現在の規格では、強度とスランプ、それから空気量が大体指定項目になっておりますけれども、これからいろいろ構造物をつくっていく、もしくは、今までつくってきたわけですが、ぜひ強度以外の、例えば凍結融解に対する抵抗性もしくはアルカリ骨材反応等々のほかの要件、少なくとも水セメント比というようなものが指定項目に入ってくると非常に使いやすい、そして耐久性のあるコンクリートが得られるようになるのではないかというふうに
その点で、私は、目視検査や打音検査だけではなくて、これはサンプルのコアの抽出とかその調査、それから塩害対策やアルカリ骨材反応、それから中性化などの多角的な検討が求められていると思うのですが、この点で魚本参考人の御見解を伺いたいと思います。
それから、アルカリ骨材反応というのがあって、セメント中のアルカリイオンと骨材、いわゆる砂利の中の鉱物との間で生じた化学反応によりコンクリート内部で骨材が膨張し、ひび割れが発生して落ちるという場合。
これはいろいろな問題があるようでございまして、塩害の問題、コンクリートの中の塩化物により鋼材が腐食してコンクリート構造物に損傷を与える現象とか、それからアルカリ骨材反応といって、セメントの中のアルカリイオンと骨材、砂利の中の鉱物との間で生じた化学反応でコンクリート内部で骨材が膨張してひび割れが起こるとか、それからコールドジョイント、先に打ち込んだコンクリートと後から打ち込んだコンクリートとの間の完全
今ちょっと海砂の話が出てきたんですが、コンクリートのアルカリ骨材反応というのが海砂に絡んで出てくるわけなんですが、今現在、鉄道総研においてはコンクリート構造物検討委員会というのを持っておられると聞いております。
御指摘のように、一九七〇年代のコンクリート構造物において劣化が見られるわけでございますが、やはり主な原因は塩分に起因する鉄筋の腐食、それからもう一つは高いアルカリ成分のもとで骨材が膨張するいわゆるアルカリ骨材反応というんでしょうか、この二つが基本的な要因であろうかというふうに考えております。
それらのコンクリートの劣化の原因としまして、千葉工業大学の小林一輔教授は、コンクリートの原料に塩分の多い海砂が使用されたことで劣化が促進された、あるいはアルカリ骨材反応により劣化が促進された、あるいは不法加水などの施工不良により劣化が促進されたなどを指摘しているわけであります。
この点では、コンクリートの早期劣化の原因が、主たる要因は中性化だ、それでライニング工法だということでやってきたわけなんですが、しかし、さまざまな、アルカリ骨材反応の指摘だとか塩害の指摘ということがあるわけですから、私は、この機会に、それらの問題も含めて、コアの抜き取りの問題も、そういったことを検討して、全面的に行って、その情報の公開や、さらにはどの程度の強度に耐えられる状態にあるのかということを全面的
その中に、「コンクリートのがん」として、アルカリ骨材反応による特有のひび割れなどの症状が山陽新幹線高架橋の柱、橋梁の橋台や橋げたなどに見られる、これはレイタンスと呼ばれるコンクリート表面に薄い層状をなした一種のかすの処理が、施工マニュアルどおりに除去しなかったことによる手抜き工事だ、こういう紹介もされております。
一つは、運輸省が責任を持ってコンクリート問題でのJRグループから独立した公正中立な調査委員会、もう一つは、そこにはコールドジョイントの問題ばかりでなくアルカリ骨材反応その他、とにかくコンクリート建造物の専門家等々幅広い研究者を結集して研究に当たる、こういう体制をきちっととって国民の不安を解消すべきだと思いますが、これはひとつ運輸大臣、いかがですか、そういう御決断いただけませんか。
さらには、我が党の東中光雄衆議院議員が一九八九年の二月一日に、アルカリ骨材反応によるコンクリート劣化対策等に関する質問主意書を衆議院議長あてに出しました。これに対する答弁書というものも今回私、勉強させてもらいました。 竹下総理大臣名の答弁書では、新幹線のアルカリ骨材反応についても書いてあります。
○政府委員(澤田諄君) 先ほど御答弁いたしました三月未の第一次中間取りまとめということの中で、現地の被災施設に関する施工上の問題として指摘されている事項につきまして、実態調査のほか、被災程度の大きかった施設の部材試料を搬入し、材料の強度試験及び材料分析試験を実施した、その結果、コンクリート等につきましてはアルカリ骨材反応や中性化及び海砂の使用は一部の構造物で認められたが、強度的に所要の強度を有していたということで
これは非常に問題になっているわけでありますが、この原因は、火山性の山砂利やその他、砂利の中に含まれる塩分がアルカリ骨材反応を起こすことが原因だということが言われております。 通産省は六十一年に生コンクリートの新しいJIS(日本工業規格)を公示して、そして塩分の総量規制を実施するということになったと聞いているのでありますが、新しい工業規格でコンクリートの劣化現象を防ぐことができるかどうか。
○青木薪次君 最近、住宅・都市整備公団の住宅で、いわゆる塩分によるアルカリ骨材反応とは異なり、コンクリート本体が変質する劣化現象が発生していることが埼玉県下の公団住宅団地で判明いたしまして、公団住宅居住者から心配の声が高まっているわけでありますが、建設省はこの公団住宅の劣化現象についてどのような原因解明を行い、またどのような対策を行っているのかどうなのか、説明してください。
それから、私どもといたしましても、コンクリートの劣化要因といたしまして一番主なものと申しますか注意しておるものは、塩害とアルカリ骨材反応でございます。これも簡単に申し上げますと、塩害は、コンクリート中の塩分の影響を受けまして鉄筋が腐食するという現象でございます。
また、新設の道路のコンクリート構造物に関しましては、これは海岸沿いでございますが、波しぶき等の飛来する塩分による塩害の対策としましては、コンクリートのかぶり厚さの増加等を、また、海砂等により混入される塩分への対策といたしまして、コンクリート中の塩化物総量規制を行っておりますし、アルカリ骨材反応につきましては、コンクリート中のアルカリ総量の抑制等の対策をとっております。
まず、ひび割れの原因でございますが、ひび割れにつきましては、コンクリートのアルカリ性が炭酸ガスの作用を受け中性化するなどにより鉄筋の一部にさびを生じひび割れが発生する場合、こういうことで、御指摘の中性化あるいは塩害、施工不良等によって起こる場合、あるいはコンクリートの中の一部の反応性骨材とセメント中のアルカリ分とが反応しひび割れを生じる場合、これがアルカリ骨材反応と言われる場合、そういうような場合が
しかし、なお近鉄におきましても、これは重大な問題でございますので、今後も継続して調査を続行することにしておりまして、御指摘のコンクリートのコアによる圧縮強度試験、それからアルカリ骨材反応試験につきましても引き続き試験を実施する、かように聞いておりますので、当省といたしましても、これらの調査が確実、適切に遂行されるよう指導してまいりたいと考えております。
それから、アルカリ骨材反応の調査をやっておられないというようなことがありました。私どもは、コアを抜いて圧縮、引っ張り、曲げ試験というもので検査をすべきではないか、このように申し入れをいたしました。また、アルカリ骨材反応の調査をすべきではないか、このようなことを申し入れまして、それはやりますということになったわけであります。
○辻(第)委員 アルカリ骨材反応の問題で申しますと、私どもが申し上げてからそういうことになったというのが実態だと思うのです。きょうは建設省の方もお越しをいただいているわけでありますが、もう時間が参りました。